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HTML5について

HTML5について、個人的な現状の認識をつらつらと。


2009年7月現在、HTMLはHTML4(1999年)以降10年以上進化せず、変わりにXHTMLで進化していくことに!
なるはずでした・・・。

XHTML1.0(2000年)からはじまり、1.1勧告だの1.2策定中だのといった中、次は2.0だろと言われていたXHTML。今年の7月に策定打ち切りに・・・。(ソース:ウィキペディア)


そこで数年前から言われてたHTML5に注目です。
予定としては2010年の9月に勧告ということですが、ある日いきなり「今日からHTML5だから、ヨロシク」といわれても困るので、ネット上にある膨大な情報量の中から目に留まったものをピックアップ。


1. HTML5はこれまでのHTMLとの後方互換性を保つ、革命ではなく「発展」である
Flashに使われるAS(アクションスクリプト)は2.0から3.0にバージョンアップした際、互換性がほぼ無くなったそうで、現場の制作者はちょっと混乱をしたとかしないとか。
HTML5は、そういった心配はなさそうです。


2. 文章構造を示す新しいタグの追加
現在はdivタグを使ってブロックを積み上げるように、メニューや本文、サイドバーなどを記述しています。


たとえば・・

<div class="header">ヘッダ内容</div>
<div class="navigation">ナビゲーションメニュー</div>
<div class="article">本文の内容</div>
<div class="sidebar">サイドバーの内容</div>
<div class="footer">フッタの内容</div>

という感じに。


しかしHTML5だと同じブロックを積み上げるのは変わらずとも・・・

<header>ヘッダ内容</header>
<nav>ナビゲーションメニュー</nav>
<article>本文の内容</article>
<aside>サイドバーの内容</aside>
<footer>フッタの内容</footer>

と文章構造がわかりやすく、見た目にもスッキリとします。


3. 自由に2Dのグラフィックを描画できるcanvasタグの追加
なんでも、ブラウザ上に図を描くために策定されたものらしいです。
今までHTML上で図を表現するために使っていたGIFやJPEG画像、条件に応じて表示する図の変化やアニメーションを実現するためにFlash動画を用意していましたが、もうしなくて良くなりそうです。(場合によりますが)
このcanvasタグについては、すでにほとんどのブラウザ(IE6以上、Firefox1.5以上、Opera9以上、Safari1.3以上)で対応しているらしく、驚きです。
ただし、IEだけはExplorerCanvasというライブラリのjsファイルを読み込ませてやらないと駄目なようです。


上記以外では、動画や音声をブラウザでサポートするためのvideoタグやaudioタグなどが追加されるようです。


4. IEもHTML5を採用するらしいよ。
ブラウザシェアNO.1といってもかつてのほぼ独占状態にはなく、他ブラウザもシェアを拡大させつつあるため、常に独自路線を突っ走って行くわけにもいかなくなったのだろうか。なったんだろうな。
Web制作者泣かせのIEがWeb標準に賛同するのは、とても助かります。
より高度なクロスブラウザが進むことで、Webブラウザはより高速に、より安定し、より拡張性に富み、より使いやすく、といった部分で差別化が図られて、制作現場だけでなく、一般ユーザーにも多大なメリットをもたらすと思われます。


で、勧告されたらすぐ移行するべきなのか?という話ですが、個人的には移行しません。
出来ないとは言わないけど、すぐはちょっと・・・。


というのも、ある日いきなりどのブラウザでも使えるようになるわけでは無く、最終勧告までに発表される策定案を各ブラウザがバージョンアップしながら対応できるようにしていくので、「よし!今日から僕、html5でサイト作る!」とかは難しいですね。
上記の情報はあくまでテクノロジーのみの話なので、ビジネスとの融合にはちょっと時間がかかるんじゃないかという印象です。


前述した、<div class="article">本文の内容</div>が<article>本文の内容</article>でOKになるという部分も、<article></article>でくくられている要素だけ抽出して見せてくれるような機能が、ブラウザに標準搭載されでもしたら、商用サイトの主な収入源である広告が見られなくなってしまいます。
なので、現状では最先端を追いかける必要は無いのではないかなという結論です。

| Posted by kuno

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